目次
はじめに
梅雨入りし、蒸し暑くなったり、ジメジメしたりと体調が整わないからも多いのではないでしょうか
これからの夏を乗り切るために、いま体調を整えておくことが必要ですね
暑い夏にぴったりの梅シロップは、爽やかな風味と甘酸っぱい味わいが特徴です。
クエン酸が豊富に含まれており、夏ばて対策としてもとても良い梅を使って美味しいシロップを作りましょう
今回は、三温糖を使って手軽に作れる梅シロップの作り方とコツをご紹介します。
結論から言うと、三温糖でも梅シロップは作れます。
ただ、氷砂糖よりもいくつかコツがありますので、以下でご紹介いたします。
自家製の梅シロップは、添加物や人工的な甘味料を使用せず、自然な味わいを楽しむことができます。
さっそく、作り方とコツを詳しく解説していきましょう。
三温糖の特徴
三温糖は実は上白糖を作る際に出る液糖を煮詰めて作るものです。
煮詰める間のカラメル化現象により色づくため、茶色に仕上がります(※カラメル色素を使用している三温糖もあります)。
栄養的には上白糖とほぼ変わりありませんが、カラメル化によって香ばしい香りがするため、料理に使うことで深みやコクを与えてくれます。
氷砂糖と三温糖の違い
氷砂糖は小さな粒の砂糖と比べて水に溶けにくいので、粒が大きく溶けにくいなどの特徴から梅酒や果実酒を作るときに使用することが多いです。
・クセがなく果実の甘みや美味しさを引き立ててくれる
・粒が大きいので液体を隙間に入り込ませることができる
・果実のエキスを引き出すのに丁度よい浸透圧である
ということから梅シロップを作る時にも一番に上がってくる砂糖です。
三温糖は上記のように糖液を煮詰めて絡めるかしたものです。
粉でありながら粒子は細かいため、浸透圧とのバランスを取る必要があります。
三温糖で梅シロップを作るときのポイント
①消毒をする
一番大事なことですが、瓶の消毒が必要です。
また、瓶を無闇に開けないことも大事です。
②軸をとる
茎の部分をとらないで作ると苦味が出てしまいます。
爪楊枝などで軸を取り除きましょう
梅仕事の中で一番時間がかかる作業かもしれません
③きちんと密閉できる容器で作る
どの保存食作りでもそうですが、菌などが入り込まないようにしなければいけません。
特に三温糖で梅シロップを作る時には、下に砂糖が沈殿してしまうことがあります。
その時は瓶をひっくり返したり横に倒したりしますので、完全密閉の瓶を使いましょう
④入れかたのコツを守る
粒子の細かい三温糖ならではの氷砂糖の時とは違うコツがあります。
それをすることで溶けきらない・カビが生える・発酵するのを避けることができます。
⑤それでも溶けきらなかったら
こちらを参照してください。
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材料
青梅 1kg
三温糖 1kg
まずは基本の梅シロップの作り方
1 瓶を消毒します
2 梅のヘタを取ります
3 軽く洗い、水気をよく拭き取ります
4 梅・三温糖・梅・三温糖・梅・三温糖の順に入れていきます
5 蓋をして冷暗所に保存します
6 1日1回、揺すって全体が溶けるようにします。
三温糖で作るときのポイント
①入れかた
三温糖は氷砂糖と違い、溶けるのが早いため沈殿しやすいです
また、粒子が細かいため水が下に落ちることができず、下に溶けられなかった砂糖が沈殿してしまうことがあります。
なので氷砂糖では砂糖と梅を交互に入れますが、三温糖ではまず梅の半量を瓶に入れます
次に砂糖を半量
次に残りの梅
次に残りの砂糖で封をします
この入れかたで砂糖が溶けながら下に落ちていけるため、溶けきれない砂糖が少なくなります。
砂糖が溶けないときの対策はこちら
↓↓↓
②こまめにゆする
こまめに揺すって混ぜることも必要です。
③大体が溶けたら瓶をひっくり返す
3日から1週間でほとんどの砂糖は溶け切ります。
そこを見計らって、溶けていない下の方に溜まった砂糖も溶かすために瓶をひっくり返します。
全ての砂糖が溶け切るまではひっくり返すのとゆするのを続けます。
④冷凍梅をつかうと溶けやすい
冷凍梅は実の繊維が破壊されているため浸透圧が高くなっています。
半日程度冷凍するだけで十分ですので、冷凍梅をつかうことをお勧めします。
この場合、2週間したら飲み始めることができます。
⑤酢を入れると溶けやすい
水分として、また腐敗防止としてもお酢を入れるのはお勧めです。
りんご酢を入れるメリットについてはこちら
↓↓↓
梅を瓶の下の方が多めに、上の方が少なめにいれると浸透しやすいような気がしています
まとめ
以上が三温糖でもできる梅シロップの作り方とコツでした。
三温糖でもコツを守れば美味しい梅シロップを作ることができます。
自家製の梅シロップは、風味豊かで添加物も含まれていないため安心して楽しむことができます。
暑い夏には冷たい水や炭酸水で割って、リフレッシュドリンクとして楽しんでみてください。
自分のお好みの濃さや甘さに調整しながら、自宅で手作りの梅シロップを楽しんでください!
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