目次
はじめに
梅シロップの砂糖が完全に溶けなくて困ったことはありませんか?
この記事では、梅シロップの砂糖が溶けない理由と、その解決法について詳しく解説します。
砂糖が溶けきらないことで砂糖の比率が下がり、カビや発酵するリスクが高まります。
美味しい梅シロップを成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。
砂糖が溶けない理由
梅の質が悪い
梅自体が水分を含んでいない場合にも溶けにくくなることがあります。
購入する時には水分を含んでふっくらしているか
斑点がないか
ガクの周りにシワが寄っていないか
確認して購入しましょう!
容器を揺すっていない
溶け切るまでは毎日保存容器を揺すって均一に梅に浸かっていくことで最後まで溶け切ります。
また、シロップに浸かってない梅はカビのリスクが高まります。
冷蔵庫に保管できるようになるまでは毎日揺すりましょう。
保管する場所の温度
梅シロップは出来上がるまでは直射日光の当たらない冷暗所で保管します。
腐敗やカビが不安で冷蔵庫などで保管していませんか?
低すぎると溶けるのが遅くなります。
保存容器に移して冷蔵庫で保管するまでの1ヶ月程度は冷暗所で保管しましょう
粒子の細かい砂糖を使っている
細かい砂糖の方が溶けるのが早いと思いませんか?
その通りなんです!
ただ、そのせいで砂糖が最後まで溶けきらないことがあります。
砂糖がゆっくりと溶けていくことで砂糖と梅のエキスが混ざり込みます。
先に砂糖だけが溶けてしまうと、エキスが出てこないままになってしまいます。
その結果、エキスと混ざれなかった砂糖は沈殿して
下に固まってしまいます。
以下の記事も参考にしてください
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冷凍梅を使っている
冷凍梅は安全に保管でき、
好きなときに梅シロップを作れて、
生梅よりも早く梅シロップを作ることが出る便利は方法です。
なんて便利なんでしょう!
しかし、生梅よりも早く梅シロップを作ることができるということは
梅のエキスが出るのが早いということになります。
そう、上記の粒子の細かい砂糖の時と逆の状況が起きてしまいます。
生梅よりも砂糖が溶けきらないうちに梅のエキスが出てきてしまう
また、冷凍することで表面に付着している氷が溶け、
より水分が多く出ます。
砂糖の量が多く溶解度を超えている
溶解度は、一定の温度や水の量に対して溶けることができる砂糖の最大量を指します。
砂糖の量が溶解度を超えている場合、残った砂糖は溶けずに結晶化してしまいます。
砂糖と梅の比率は1対1が基本です。
多少前後しても、大雑把でも完成できますが、
多すぎると溶けきれず下に沈んでしまいます。
少なすぎるとカビや発酵のリスクが高くなります。
梅シロップはできるまでどのくらいかかるの?
生梅からですと一ヶ月、冷凍梅は2週間で出来上がります。
できた後は実を取り出して冷蔵庫で保管し一ヶ月程度で飲み切りましょう
冷凍庫にジップロックで保管することもできます。
糖度が高いため、硬くなりすぎず一部だけ使いたい時もすんなりと分けられます。
取り出した梅の活用方法はこちら
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梅シロップで残った梅の活用方法3選【もったいない】【食品ロスをなくそう】
溶けきらなかった砂糖の解決方法
お酢を入れてみる
風味を感じない程度でも、お酢が好きな方ならたくさん入れても大丈夫。
殺菌作用もあります。
お酢を入れるメリットはこちら
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砂糖をよくかき混ぜる
砂糖が溶けない場合、まずはよくかき混ぜてみましょう。
砂糖の粒を細かくし、均一に混ぜることで溶けやすくなります。
時間をかけてゆっくりとかき混ぜることで、砂糖が徐々に溶けていくのを確認しましょう。
大事なのは菌を入れないように消毒すること
何回も開けずに1度きりにしておいた方がいいでしょう
瓶をひっくり返してみる
砂糖が下に沈殿していませんか?
密閉容器であれば毎日上下にひっくり返してみましょう
その時に揺するのも忘れずに。
砂糖を砕く
上記をやってもダメなら次が砂糖を砕いていきます。
菜箸などを使って、必ず消毒してくださいね
火にかける
最終手段です。
これをすればほとんどの砂糖が溶けます
しかし、この後はもう冷蔵庫で保管しないといけなくなるので、1ヶ月経った時に行います。
砂糖が溶け切っていないことで腐敗のリスクが高まるので、最後の最後まで溶けなかった時に行ってください
梅の実を取り出し、沸騰しない温度で煮込みます。
沸騰させてしまうと風味を損なう恐れがあります。
荒熱が取れたら保存容器に移して冷蔵庫で保管します。
まとめ
梅シロップの砂糖が溶けない理由と解決法について詳しく紹介しました。
溶けないことで砂糖が十分に混ざらず腐敗やカビのリスクが高まります。
これらの解決法を試して、美味しい梅シロップを作り上げてくださいね。
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