2023年に受けたICL手術体験談

目次

はじめに

はじめまして

私が2023年に受けたICLの手術についての体験談を書いていきたいと思います。

ICLを受けたいと思っているけれども怖い、金額はいくらになるんだろう、リスクはあるのかな、後遺症は?と悩んでいる方に参考になれば嬉しいです

私は結果的に受けて良かったと思っています。

そしてもう受けたくはないです

今後、何らかの不具合ができて取り出すことにならないよう祈っています

もう一回手術はしたくない・・・

怖かったです

あくまで私の体験を書いていますので、病院によって個人によって違うと思います。

参考程度に読んで下ればと思います。

きっかけ

私のICL(眼内コンタクトレンズ)手術を考えるきっかけは、乱視が強く、普通のコンタクトレンズを使用すると、目が非常に疲れやすくなってしまうことでした。

メガネをかけることも苦手で、鼻や耳が痛くなることもあり、本当はできれば避けたかったのです。

毎日の生活の中で我慢できるけれども快適ではない

そんな中でICLまたはレーシックを受けようと思えたのは東日本大震災の経験と離婚でした。

寝ている間に地震が起きたときに、メガネもかけずに視力があることがどんなにもありがたいことかと体験していました。

また、メガネが壊れてしまうと車の運転ができなくなってしまうこともリスクの一つでした。

車がないと子供2人を連れて歩くには大変な地域だったため、車は必須です。

そんな中で踏み出せずに数年モヤモヤと過ごしていました。

理由は

① 目の手術が怖いこと

② リスクがあること

③ 金額が高いこと

④ 手術を受けた後に1週間程度の時間が必要なこと

でした

1週間休まなきゃいけないと言うのはなかなか難しく手術に丸一日かかるのでシングルマザーの私は子供たちが大きくなりお留守番が出来る年まで待たなければいけませんでした。

リスクについては調べに調べた上で、清水の舞台から飛び降りたつもりで動き出しました。

やらなければいけない手術でのリスクはとるべきなのかと悩む日々もありました。

そんな中で仕事を退職するタイミングに巡り合いました。

新しい門出として、視力の改善もひとつのスタート地点になるかもしれないと思い踏み切りました。

目の負担が少なくなることで、日常生活も快適に過ごせるかもしれないと期待もありました。

新たな一歩を踏み出すために、ICL手術を受けることを決断しました。

そこからの経験や感想、そして手術後の変化について、このブログで体験をお伝えしていきたいと思います。

全体の流れ

全体の流れは以下の通りです。

病院選び

適応検査

検査

1週間前の検査

手術日

翌日の診察

3日後の診察

1週間後の診察

ICLを受ける前と受けた後にできないこと・できなくなること

1週間前から

手術日まで乱視用コンタクトの着用ができなくなります

3日前から

手術日までコンタクトの着用ができなくなります

当日だけできないこと

整髪剤の使用

化粧水など顔につけるもの全て

手術後二日目までできないこと

仕事

手術後1週間できないこと

飲酒

洗髪

目の周りのスキンケア

運転

手術後2週間できないこと

運動

やらなくてはいけないこと

3日前

目薬を1日6回✖️2種類

当日から1週間

保護メガネの着用

目薬を1時間おきに点眼

病院選び

ネットでレビューなどを見て、その中から2院に絞り、適応検査に回りました。

一院目は角膜が薄いことでレーシックは適応外、眼球が小さいことでICLも適用外となりました。

二院目も角膜が薄いことでレーシックは適応外でしたがICLはフェイキックIOLなら適応になるとのことで、それが決め手となりました。

その時に近視・乱視以外に遠視対応もできるとの事で私はまだ遠視で不自由なことがありませんでしたが1度の手術でできるので老眼も入れてもらうことにしました。

手術前

適応検査

10 種類くらいの検査があり先生との診察も含めて2時間位は時間がかかります

検査の結果が適応であれば手術を受けることができます

手術が決まるとICLの発注をするため、半額を支払う必要がありました。

視力検査

適応検査の後にもう一度別日で検査を受ける必要があります

視力検査

1週間前には目の状態の確認と視力検査があります

コンタクトは1週間前から乱視用を着用できない

コンタクトまつげエクステ等が禁止

3日前

普通のコンタクトは3日前から着用できない

目薬を2種類一日6回つける必要があります

手術当日

服装

アクセサリー・化粧水など肌につけるもの・整髪剤が禁止です。

服装は首元が開いているもの・毛などが飛んだりしないものなので、

タートルネック襟つきのシャツニットなどは着ることができません

Tシャツやトレーナーなどが良さそうです

帰り道は目が見えにくいため、スニーカーなどの歩きやすい靴が必要です。

手術室の中はとても寒かったので少し暖か目の服装でもいいかもしれません

目薬を当日も2種類一日6回つける必要があります

2時間前

飲食が禁止になります

1時間半前

病院について検査をして、麻酔の目薬をつけ始めます瞳孔が0.8ミリまで開いたところで手術着に着替え手術室に入ります

看護師さんから、ボールを握っていると安心するそうなのですが使えますかと聞かれ出産時の経験を思い浮かべいただくことにしました

手術室の中でのこと

手術室に入るとリクライニング式の歯医者さんのような椅子に座り仰向けになります。

目の消毒をし、目を開かせた後、笑気麻酔をかけながら手術が始まります。手術自体は15分ずつの2回で行われましたが、その間は緊張と恐怖でいっぱいでした。

目の消毒をしている間は視力があり、先生や看護師さんの顔がよく見えます。

その時が一番怖かったかもしれません。

もしも実は麻酔が効いていなかったら

場所によって麻酔の薄い箇所があったらどうしよう

そんな不安が頭の中にありました怖かったです

その後は目の前の光を見つめ続けますが、暗い中に光が三点光っているだけで、先生の顔や手元などが見えることはありませんでした。

音は聞こえているので、流れはなんとなく聞こえてきますが、用語がわからないため、どうなっているのかよくわかりませんでした。

たまに先生から見えてますか?などの質問があり答えます。

自分の目がどうなっているのか

手術が成功するのか

自分がまっすぐ見つめていないと違うところを傷つけてしまうのではないか

今この目を開けていて光が見えている間はきっと失明していないんだろう

手術が終わったら女はどうなっているんだろう

その後の経過はどうなるんだろう

いろんなことが頭をよぎりましたが今私にできる事は先生の邪魔をしないことだけなのでとにかく不安になったりしないようにがんばりました

手術の流れの中で、見えなくなることや、眼圧を感じることがありました。

目にぎゅっと熱を感じる事もあり体に力が入ります

そういう時ににぎにぎボールがすごく助けてくれました

人に不安になっても意味がないのでずっと両手でにぎにぎしていましたあってよかったと思いました

笑気麻酔もオプションで入れました。

入れることでぼーっとしているというか何かお酒を飲んだときのようなふわっとした気持ちになりすごく気が楽でした

ICLを挿入しているだろうギュッとした感覚の時に一時的に目が真っ黒になりました.

その後調節して、また、暗い中に3点の光が見えるようになりました。

その後多分眼球に注射をしたのですが痛さとしてはそれが1番痛かったです。ただ腕の注射よりも痛くないです。怖いですが

固めの手術が終わった後被っている犬の顔から外しますが痛みだけで言えばこれが1番痛いです

ただわかっている痛みなので痛いだけです

手術が始まってから15分

とても長く感じました。

そして反対の目に映ります。

流れは先ほどと全く同じなのですが15分かけて恐怖体験をした後だったので反対側の目の方が恐怖に感じました

これが15分も続くのかと言う辛さでした。

手術後の体験

手術が終わった後すぐに休憩する部屋に移動します。

この時初めて目を開けて視界を見ましたがかろうじて靴とか扉とかは見えますが目を開いているのが辛くて看護師さんに連れられて歩いて行きました

ぼやけていて目が開かず痛かったです。

視力としてはきっと0.02位でひとりで外は歩けないだろうと言う視力でした

休憩する部屋に座った後は目の消毒などをして2時間休みます

その時から保護メガネを着用することになります

今まで見て見つめていた光の黄色が目の中に残り、同じ場所がずっと黄色く光っていました

また光が眩しく目が開けているのが辛いので少ししか目を開けられませんでした

その間に涙が出続けるので目を消毒綿で拭きながら仮眠しました

目はコンタクトが入っているときのゴロゴロとした違和感があり瞬きをするとコンタクトが入っているのを感じました

目の奥も少し痛かったです

どちらかと言うと目の周りの方が痛くて涙と薬でガリガリになっていての時のような目やにがずっと張り付いていて目が開けられない目が腫れているような感じでした

1時間ほど休憩した後に一度トイレに立ったのですが

その時に鏡で見た目は黒目がいびつになっていて白目も膨らみがあり目からは出血目は腫れていて半分位になっていました

黒目がいびつになっているのがすごく不安になりました

2時間の休憩をした後眼圧検査をして診察したのちその日は帰宅しました

診察でも先生はとにかく感染症に気をつけること水を入れないこと触らないことでした。

目薬をつける前にも手を洗い消毒をすること感染症がとにかく問題なようでした

2時間の休憩後はかろうじて1人で歩行ができる位にはなっていました

帰宅は電車だったのですが人にはぶつからないけれども文字は全く読めず視力0.2位の日常生活に支障がある位の視力でした

先生からはできるだけ目をつぶっているようにと言われていたので電車の中では目をつぶっていました

電車の中で1時間後ぐらいにちょっと目を開けてみると広告の字が少し見えるようになってきていました

スマホを少し眺めてみると今までよりもクリアに見えていました

街灯はとても眩しく、歩いていると街灯と月はハローグレア現象でとても大きく光っていました

当日は1時間おきに目薬をします

手を洗い、消毒をして3種類の目薬をつけます。

お風呂には入れないので顔をホットタオルで拭きました。

寝るときには眼帯のようなものをつけて寝ると言われていましたが、なかなかうまくつかず不安だったのでメガネをつけたまま上向きで寝ました

怖くてなかなか寝付けず寝不足になりました。

翌日の体験

翌日朝起きると目の周りの痛さがかなり解消されていました

コンタクトが入っている異物感も減りました。

視力が0.5位ギリギリ日常生活ができる位の視力できた。

光が眩しいと感じます。

鏡の中の自分の目は腫れていて白目は赤くなっています

目の周りを触ると痛いですが日常での痛さはほとんどなくなりました

試しに保護メガネを外してみた視力は今までのコンタクトや眼鏡をつけている時もよりもきれいに見え流ようになっていました。

1.2位の視力のように感じますがとにかくコンタクトの異物感がないこと、メガネの違和感がないこと、乱視による不安定さがないことで目はかなり楽です

すごく画素数の良いカメラの写真を見ているような気分です

今までの私は10年前のスマホの画像を見ていたんだなと思いました

今の私は高画質カメラの画質です

今まで不自由に感じていなかった遠視ですがやはりきれいに見えるようになっているなと思いました

そして小さな字もよく見えます

翌日からは2時間おきの3種類の目薬が必要です

メガネより下には化粧水や日焼け止めを塗っても良いとのことで顔をホットタオルで拭き目薬を塗った後

化粧水と日焼け止めを塗りました

肌がカピカピでとにかく痛いですやっと化粧水が濡れてありがたいです

翌日の病院での体験

先生から手術後の経過を詳しく説明してもらいました。

右目はまだ乱視が残っており、視力は約0.8程度でした。

一方、左目は驚くほどの進歩で、視力は約1.2に達していました。

右目の状態については経過観察となり、進展を見守ることになりました。

目薬の種類が追加され、これで合計4種類の目薬を使用することになりました。

これらの目薬には、手術後の目の状態を安定させるためのものが含まれており、その合計金額は12,000円になりました。

診察と検査を含めた時間は、約1時間ほどでした。先生は手術後の経過や、今後のケアについて丁寧に説明してくれました。

帰宅後からは4種類の目薬を2時間おきにつけます

日差しがとてもまぶしいのでメガネをつけていてもできれば直射日光は辛いと感じました。

目の周りは日焼け止めが塗れないので室内で過ごしました

2日後

美容室などでの上向での洗髪ができるようになります。

美容室には車がないと行きづらいため、私は家族に上向きで洗髪してもらいました。

やっと髪が洗えて嬉しかったです。

仕事などされる方は洗髪後からの仕事がおすすめですが、運動は2週間できないので、力仕事や走る仕事の方はお気をつけください

1週間後

金額

適応検査

検査

検査

手術当日

目薬・他

交通費や宿泊費など

まとめ

長くなりましたが、以上が悩みに悩んで勢いよくICLを受けた私の体験です

お金がかかったし、怖かったけど、やって良かったと思っています

それと同時にできればもうやりたくないとも思っています

なぜなら怖かったからです。

周りにおすすめできるかというとできるとおすすめはします。

1週間だけで残りの人生が変わると私は感じましたので、やって良かったと思っています。

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この記事を書いた人

園芸療法をしていましたが、離婚を機に公認心理師を取得。現在は放送大学で学びながらスクールカウンセラーを目指しています。
カウンセラーへの学びと日常をシェアします
趣味はこどもと自然に園芸療法になる庭を目指してのガーデニングと、大事なことを今日やるためのミニマムな暮らしの工夫

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